パリから約350km、フランス西海岸の小島に築かれた修道院モン・サン・ミッシェルは、1,000年以上も前からカトリックの巡礼者を集めてきた。もとは先住民のケルト人が信仰する聖地だったが、司教が夢の中で大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受けて礼拝堂が建てられ、10世紀には修道院を創設。その比類ない景勝美により世界遺産にも登録された。年間350万人もの観光客が訪れ、そのうち日本人は50万人という、日本でも人気の高い観光スポット。これまでモン・サン・ミッシェルでの結婚式は、地元住民でないとできなかったのが、日本人でも可能になった。たくさんの人からも祝福を受ける人前式がおすすめ。
住所 | Map |
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デートプラン
10:00 潮の満ち引き
ヨーロッパ内でも干満の差が最も激しいサン・マロ湾。かつては満潮になると島への道が消えてしまい、波にのまれ命を落とした巡礼者も多かったそう。現在は道がつくられ、潮の満ち引きに関係なく訪れることができる。また、ライトアップされる夜はさらに幻想的な雰囲気。
10:30 まるでお城のような孤高の僧院
長い歴史の中で何度も改築され、時代の建築様式を取り入れてきたモン・サン・ミッシェルは、ロマネスクやゴシックなど中世のさまざまな様式が混在しているそれが神秘的なほどまでに美しい姿を作り上げた。修道院内の教会の正面にある西のテラスからは、対岸や干潟の景色を眺めることができる。
11:00 美しき回廊
礼拝堂を抜けると「驚異中の驚異」と称えられる精密な装飾を施した列柱が美しいゴシック様式の回廊がある。ここは修道士の瞑想と礼拝の場であり、まさに神様と対話する場だった。
12:30 賑やかな参道を歩く
「王の門」から修道院へ向かう石畳の道「グランド・リュー」は、多くの巡礼者が歩いた参道。道の両側にはレストランやホテル、みやげもの屋が軒を連ね、観光客で賑わっている。名物のオムレツが食べられるレストランも多いので。おみやげを探しながら、レストランのチェックも忘れずに。
13:30 名物は巨大なオムレツ
プラールさんという人が、巡礼者に栄養のあるメニューを食べさせたいと考え出されたというオムレツ。口の中でとろけるようなスフレみたいにふわふわな食感。どこのお店で食べても大きめサイズで、値段もいろいろ。ノルマンディーといえば、りんごの発泡酒シードルや牡蠣やムール貝のシーフードも有名。
PickUp インフォメーション
シビルウェディングがスペシャル
2010年7月、島内在住者以外では世界初となる日本人のシビルウェディング(結婚祝福式)が行われた。これは、モン・サン・ミッシェル市と広島県廿日市市との観光友好都市提携1周年記念イベントとして開催されたもの。市民や観光客から「ブラボー!」と祝福を受け、温かい式となった。
ハネムーンの地として
ハネムーンを兼ねて訪れるのも良いだろう。ステキな写真が撮影できるし、より思い出に残るウエディングになりそう。ウェディングに関する問い合わせは、(株)エイチ・アイ・エス アバンティ&オアシス(新宿グランドサロン/銀座グランドサロン/表参道店/丸の内店/横浜店の5店舗)へ。
ノルマンディー地方はエコな風景
フランスの北西部、英仏海峡に沿って開けたノルマンディー地方。広大な土地に緑多き大自然や牧場などが見られ、印象派の画家たちが惹かれた理由もわかる。牛の数も多く、バスなどで移動中には放牧された牛たちの姿を見ることだろう。都会とはまた違ったのどかな風景に出会いに、ノルマンディーを旅してみては。
別世界に浸る
ノルマンディー公国の首都として栄えたルーアンは、現在もフランス有数の大都市として発展している。画家モネが描いたノートルダム大聖堂をはじめ、サン・マクルー教会やサン・トゥーアン教会などゴシック様式の宗教建築が数多く残る。また、ジャンヌ・ダルクが処せられた町としても知られ、ジャンヌ・ダルク教会や博物館がある。
童話の世界を散策
『フランスの美しい村100選』に選ばれたブブロンオンノージュ村。童話に出てくるような木組みの家々が立ち並ぶ、人口200人ほどの小さな村で、まるでメルヘンの世界に迷い込んでしまったかのよう。カフェ、レストランは数えるほどしかないけれど、どこを撮影しても絵になるかわいらしい村。