海津市は岐阜県の最南端、西部・南部は三重県、東部は愛知県に隣接。豊かな田園地帯、岐阜県で唯一のみかん畑が広がる。江戸幕府の命で行われた宝暦治水工事、薩摩藩の武士が恋する姫を片時も忘れることができず、美濃から遠く薩摩の地の方向を眺めるため養老山地に登りはるか彼方の稜線を眺めては、姫に想いを馳せていた。無事に藩士がその姫とめでたく結ばれたことから、その山は「恋姫山」と呼ばれ伝承になっている。その「恋姫山」の中腹、木曽三川を眺める「月見の森」からの展望、美しい名月、美しい夜景はプロポーズにぴったりのロマンティックな場所。北にアルプスの山々、に名古屋のJRセントラルタワーをはじめとする超高層ビル群、南に伊勢湾を望む。「南濃温泉 水晶の湯」があるほか「道の駅 月見の里南濃」「羽根谷だんだん公園」も隣接。

住所 岐阜県海津市南濃町羽沢地内Map
アクセス【名神高速道路】「大垣IC」より約20分
【東名阪自動車道】「桑名東IC」より約25分
【養老鉄道】駒野駅から徒歩約10分
HP https://city.kaizu.lg.jp
恋人の聖地 東海

デートプラン

月見の森

月と自然に手の届く場所。37.5haの敷地内を歩けば、季節によって色とりどりの花を楽しむことができる。従来の植生に加え、アジサイ、サクラ、ツツジなど1万1千本あまりを植栽。春は沿道の桜並木が満開に。夏はササユリ・アジサイ・ムクゲ並木が咲き誇る華やかな景色に。秋はモミジやカエデの紅葉が美しく、冬は特産ミカンがたわわに実る。

月への階段

「月見の広場」から「月見台」へ続く、258段の「月への階段」。急こう配の長い階段を登った先には絶景が待っている。恋人が手と手を取り合い、励ましあって、キツい階段を登ることで二人で達成感を分かち合うことができる。

月見台

「月見の森」にある「月見台」。雄大に流れる木曽三川、広大な濃尾平野を一望する絶景。遠くは、御嶽山、乗鞍岳、白山、北アルプス、中央アルプスなど「日本の屋根」といわれる山々が展望できる。さらに、伊勢湾も眺める。「中秋の名月」観月会では、特別なライトアップやBGMでムードを高める。

あじさいの小径

「月見の森」の「あじさいの小径」(ミツウロコの小径)と呼ばれる石畳の階段が続く遊歩道に沿って、1,000本のあじさいが咲き誇る。6月に「あじさい祭り」が開催され、色とりどりのあじさいを楽しむカップルで賑わう。

南濃温泉 水晶の湯

高台にある「水晶の湯」は露天風呂から夜景や濃尾平野を、お湯につかりながら楽しむことができる贅沢なスポット。岩風呂・檜風呂などのお風呂とサウナ(ドライ・ミスト)を楽しめる。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉(低張性弱アルカリ性低温泉)で慢性的な筋肉痛や関節痛などに効能がある。

PickUp インフォメーション

羽根谷だんだん公園

月見の森に隣接する羽根谷だんだん公園は「飛騨・美濃さくら33選」にも選ばれ、1600本のソメイヨシノ、1000本の八重桜が咲き誇る。公園内にはキャンプ場があり、水遊びやBBQを楽しめるほか、ドッグランや散策道と魅力もどんどん増えている。

道の駅 月見の里南濃

国道258号線沿い養老山脈の麓の敷地面積約21,000㎡と岐阜県内最大級を誇る「道の駅」。濃尾平野が見渡せる絶好のロケーションも自慢。特産「みかん」を使った「みかんラーメン」「みかんうどん」、奥美濃古地鶏鶏ちゃん焼きなどが揃う。年中果物が揃う「道の駅」として特産のみかんや柿をはじめ、ぶどう・イチジク・イチゴ・ブルーベリーが並ぶ。地元の新鮮野菜、特産品、道の駅の加工所で製造したジャム・パンなども豊富に揃う。「足湯」(無料)は「南濃温泉 水晶の湯」と同じ源泉。

彼岸花群生地

海津市といえば、いくつもの河川とそれを見下ろす養老山地の景色。山の麓や河辺では四季折々の花を楽しむことができる。その一つが津屋川沿いの彼岸花群生地。約10万本の彼岸花が堤防を真っ赤に染め上げる景色は見たことのない美しさ。

千本松原

薩摩義士による治水工事で完成した揖斐川と長良川を分離するための締切堤に、藩士が記念に千本の苗を伝わる千本松原。約1kmにわたり連綿とつらなる松並木を恋人が歩けば、江戸時代にタイムスリップしたよう。

なまず・川魚料理と門前町

揖斐川、長良川、木曽川という3つの大河川が出会い水郷地帯である海津市では、郷土料理として川魚料理が有名。市の魚にも制定された「なまず」の蒲焼きは、そのグロテスクな容姿に似合わずたんぱくな味が多くの人から親しまれている。「千代保稲荷神社門前町」おちょぼさんには、郷土料理として有名なウナギ・ナマズを楽しめる川魚料理店や草もち・お漬物等、伝統的な土産物屋、食べ歩きできる串かつ屋などが並ぶ。