標高400〜700mの高原と、その付近を流れる河川が渓谷を刻み景勝地となっている自然豊かな町。日本五大名峡のひとつ国定公園帝釈峡は100mを超える大絶壁や岩がくりぬかれた天然橋など雄大で幻想的な風景の連続。町の東側に位置する豊松のほぼ中央にあるのが標高663mの「米見山」。「豊松富士」と呼ばれ、山頂にあるのが「とよまつ紙ヒコーキ・タワー」。紙ヒコーキを飛ばす為にだけ造られた世界唯一のタワーで、高さは26m。地上15mの展望室からは360度の大パノラマが開け、晴天時には鳥取県の大山が遠望できる。冬はタワー先端まで600個の電飾が飾られ、冬空を背景に大きなツリーが浮かび上がる。周辺エリアはオシャレにゆっくりと、歴史や文化を巡って、自然に癒されてなどテーマを決めて散策するのも楽しい。
住所 | 神石郡神石高原町下豊松 Map |
アクセス | 山陽自動車道東城ICから車で40分(JR広島駅から車で2時間30分) |
HP | http://jkougen.jp/kankou/koibito/setu.html |
デートプラン
10:00 想いを乗せた紙ヒコーキ
紙ヒコーキを飛ばす為にだけ造られたタワーは世界でただ一つ。自然に囲まれた美しい米見山山頂公園の中心、標高663mにある、高さ26mのタワー。雄大な山々を目指して紙ヒコーキを飛ばしたり、ガラス張りの展望室から360°の大パノラマを堪能したり。好天なら大山や道後山、比婆山連峰なども眺められる。1階交流スペースで沢山ある折り方の本を参考に専用のエコ用紙で紙ヒコーキ作りを。今までの飛行記録21分にトライ!!
11:00 幸運仏様はパワースポット
紙ヒコーキタワーから約5分で「幸運仏様」に。その昔、2基の五輪塔が掘り出されたので夫婦墓として供養したところ、とたんに地域の者の内から5組の結婚話が成立した。 たちまちこの噂が広がって2基の五輪塔はいつからか 「幸せを運んでくれる幸運仏様」 としてパワースポットに。あやかって二人の想いを絵馬に寄せて奉納してみよう。
12:00 雄神・めん神と陰陽石尊を巡る
周辺には子孫繁栄を願って「雄神」と少し離れた所に「めん神」がある。併せてお詣りしよう。陰陽石尊(いんようせきそん)は泌尿器関係にご利益があるという石尊で、昔この地方に病気が流行した際、石尊を拝んだら完治したと伝えられている。
13:00 仙養ヶ原ふれあいの里
仙養ヶ原高原にあるレジャー施設。 自然観察センター(天文台)、芝生広場、テニスコート、サイクリングロードやグランド・ゴルフ場など、自然との一体感を満喫できるスポット。キャンプ場・ログハウス・コテージもあるので、好みのタイプでお泊まりも可能。「まきばの夢工房」(要予約TEL 0847-82-2823)では芸術体験、こんにゃくづくり体験を。「ドッグラン仙養」(TEL0847-92-0039)は愛犬と一緒に。
16:00 道の駅さんわ182ステーション
ドライブ途中の休憩はもちろん地元特産品販売・自然食レストラン・観光案内所を設置している道の駅。自然食レストラン 「高原の風」は地元産の食材をふんだんに使用した、どこか懐かしいおふくろの味のバイキング形式。その他、地産の新鮮野菜がズラリと並ぶ直売所や、特産品を豊富にとり揃えた売店がある。特産の「ゆずジュース」珍しい「キクイモそば・うどん」「ふきの佃煮」などお土産に。
PickUp インフォメーション
雲海の里と花々
きれいな空気や水が育んだ神石高原の景色。塚ヶ峠あたりでは、気温変化の激しい天気の良い日の早朝、谷間より湧き上がる霧が雲海となる。山頂はあたかも島々のように見え、その美しさはまさに仙鏡の雰囲気。水墨画のようなその美しさに、感動!四季折々の花々が高原の表情を豊かに変える「山ゆりの里」「つつじが丘公園」「福寿草の里」「山野草の里」「教西寺のツバキ」にも立ち寄りたい。
国定公園帝釈峡と遊覧船
日本5大名峡のひとつ「国定公園 帝釈峡」。雄橋は全長90m、幅18m、厚さ24m、川底からの高さ40mの日本一の天然橋で、国の天然記念物にも指定されている。 紺碧の湖面の上に真っ赤な橋が印象的な神龍湖では3つの橋(紅葉橋、神龍橋、桜橋)を渡って散策コースを一周。さらに約40分で神龍湖を巡る「帝釈峡遊覧船」へ。原生林の彩りや高さ100mを超す1枚岩「太朗岩」など両岸にそびえる断崖や奇岩を船上から楽しめる。
白雲洞
帝釈峡一帯の地底には広大な鍾乳洞が無数にあるといわれ、白雲洞は帝釈峡を代表する鍾乳洞。奥行きが200mほどあり鍾乳石や石筍などが保存されている。洞内は常に11℃前後で夏は涼しく、冬は温か。
魚切渓谷の滝と花面公園
仁吾川(にごがわ)上流の魚切渓谷。いまだ手つかずの壮大でダイナミックな自然を体感できる。断崖を流れる落差約20mの三段滝は、見事!花面公園は四季の花々が咲く自然公園。展望台からは渓谷を望む事ができ、秋は、ダイナミックな大渓谷の色鮮やかな紅葉が絶景。
湯っ蔵さんわと神石高原ホテル
自然に囲まれた森の健康ランド「湯っ蔵さんわ」☎0847-85-4000)。露天風呂を始め9種類のお風呂とファミリー向けメニューから本格会席料理まで揃う。ゆとりある空間の施設で宿泊と休憩を心置きなく満喫できる。神石高原ホテルは(☎0847-85-4000)標高600mの高原から見渡す大パノラマが空中絵画のよう。