南伊勢町の南側は熊野灘に面する典型的なリアス海岸で、245.6kmにもおよぶ海岸線が続く。その海岸線を中心に、町域の約6割が伊勢志摩国立公園に指定されている。豊かな自然、新鮮な海の幸、山の幸がそろう人気の観光スポット。標高191m、伊勢志摩国立公園特有のリアス海岸など大自然が満喫できる鵜倉園地には、「あけぼの」「かさらぎ」「見江島」「橘」という4つの展望台がある。自然が織りなすハート型の入り江は、見江島展望台から望む。恋人たちのプロポーズや結婚にまつわるパワースポットとして知られている。4つの展望台から見える景色は異なり、それぞれに雄大な景観を望むことができる。海の色や周囲の自然は季節によって表情を変えるので、いろんな季節に訪れてみたい。

住所 三重県度会郡南伊勢町道行竈字カサラギ3522 Map
アクセス車:東京→東名・伊勢湾岸・東名阪・伊勢自動車道経由 約6時間
JR: 東京→名古屋→近鉄→宇治山田駅→バス→南伊勢道方→バス→鵜倉園地 約4時間
HP http://www.town.minamiise.mie.jp/
恋人の聖地 東海

デートプラン

12:30 あけぼの展望台

正面に太平洋、左手に贄浦、そして阿曽浦と慥柄浦を結ぶ町のシンボル、親子大橋がきれいに見える。親子大橋は、南島大橋と阿曽浦大橋が手をつないだように見えることからこの名がついたという。

13:00 かさらぎ展望台

あけぼの展望台から15分ほど歩くと、鵜倉園地で最も高い展望台、かさらぎ展望台に到着。贄湾に浮かぶ槙島や真珠の筏、南島大橋と阿曽浦大橋などが一望できる。

13:30 見江島展望台

お腹がすいたらゴンドラを下りてランチタイム。「カフェレストランポップ」は、光あふれる落ち着いた雰囲気の中で、シェフ自慢のアラカルトメニューをお楽しめるカジュアルなレストラン。ホテルの宿泊客だけが食べられる当日の朝食のためだけに焼き上げられた「できたてのパン」は、大人気。今度は泊まりで来たいね。

14:30 伊勢現代美術館

いったん鵜倉園地を離れて町内散策。五ヶ所湾を背景に建てられた伊勢現代美術館は、天才画家バスキアの作品をはじめ、現代美術作家の作品を収蔵。カフェやミュージアムショップもあるので、美術観賞した後に寄ってみよう。カフェから見える庭、その向こうには五ヶ所湾の景色が広がって開放感たっぷり。

16:00 中ノ磯展望台で夕日

夕暮れどきになったら、南島大橋と阿曽浦大橋の間の島にある中ノ磯展望台へ。小島が浮かぶ贄湾、さっきまでいた鵜倉園地、はるか向こうには見江島が。リアス海岸の慥柄浦など、パノラマビュー。ここからの夕日は絶景で、空や海、周辺の山々や島を紅に染める景色は、言葉にできない美しさ。

PickUp インフォメーション

南海展望公園

海抜150mの山頂にある展望公園。水平線や入り組んだ海岸線の五ヶ所湾、美しい曲線を描く相賀ニワ浜など360度の大パノラマを望むビュースポット。太平洋の荒々しい様子と内湾の静寂さのコントラストも見どころ。遊歩道が整備されているので、四季折々の植物を眺めながら散策を。

浮島パークなんとう

気軽にアウトドアを楽しむなら浮島パークなんとうへ。バンガローやキャンプサイト、BBQハウスが揃っている。コテージはトイレ、風呂、冷暖房、冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、布団を完備。キャンプ用品もレンタルできる。管理棟から歩いて20分の展望塔からは鵜倉園地や南島大橋などの眺望が楽しめる。

ゆるキャラ たいみーちゃん

南伊勢町のマスコットキャラクター「たいみーちゃん」は、お父さんが鯛で、お母さんがみかん。体は鯛、顔はみかん、お腹にはハートの入り江が。たいみーグッズも販売。たいみーストラップは南伊勢町観光協会へ。旅のおみやげに、たいみーちゃんはいかが。

神前丼

周囲の山々から天然ミネラルが注ぎこむ神前浦で育った伊勢まぐろは、なめらかな食感とクセのない味で注目されている。町内の旅館や民宿5店舗で新鮮な伊勢まぐろを使った「神前丼(かみさきどん)」を提供。それぞれに趣向を凝らした丼を召し上がれ。

ないぜしぜん村

南伊勢町の食材を販売する里の駅で、みかん類やはちみつ、田舎みそ、梅干、海産物などを扱う。みかんは明治時代から受け継がれている特産物で、有名ブランドとして知られている。五ヶ所みかんやさまざまなフルーツを使ってオリジナルのジュース作り体験も。また10月下旬から12月下旬にかけてみかん狩りができる。