恋人の聖地

ひがしきゅうしゅうじどうしゃどう　べっぷわんさーびすえりあ 東九州自動車道／別府湾サービスエリア

大分県第二の都市、別府市は2500以上もの源泉を持ち、日本一の源泉数を誇る、日本一の温泉地。大分自動車道の別府湾サービスエリアは、下り線が遊歩道でつながっていて、どちらの駐車場に停めても徒歩で自由に行き来できる。標高380mにあり、眼下に別府市内、別府湾の海岸線を望む景勝地。晴れた日には四国をも望む大パノラマが広がる。「TIMEHILLS（タイムヒルズ）」というこのエリアには日本の古民家２棟を含む４つの建物があり、歩いて回遊できるようになっている。すべての建物から、海から昇る朝日や山に沈む夕日、別府市の夜景など絶景を一望。絶景や夜景を眺めながらのプロポーズや告白は、きっと一生の想い出に。サービスエリアの枠を超えた新しい観光スポットとも呼べる別府湾サービスエリアを目指して、ドライブに行ってみては。

デートプラン

14:00 花が咲き乱れる散歩道を散策

サービスエリアの上下線を結ぶ遊歩道、空中の散歩道。ゆるやかなスロープになっている道の両側には季節ごとの植物が楽しめる。春は桜やツツジ、初夏にはアジサイ、秋はコムラサキなど、四季折々に訪れて。タイムヒルズは写真を撮ったり、景色を眺めたりしながらゆっくり歩いて一周約15分。

15:00 見晴し台からの絶景

日本有数の絶景ポイントとして知られる別府湾サービスエリア。「鳥になれる見晴し台」からの眺めはまさに別世界。気持ちいいほどに見晴らしが良く、別府市街地や別府湾が広がっている。とんがった山は高崎山といって実は休火山。はるか昔に、溶岩が噴き出して海へ流れ込んでいた地代があったという。穏やかな海からは想像できないようなロマンを感じる景色が広がっている。

16:00 ドッグラン

見晴らしのよい丘と名付けられた丘の上にあるドッグラン。名前の通り、見晴らし抜群で、眼下には立命館アジア太平洋大学、その先にには別府湾が。ワンコ連れでなくても、芝生を元気よく駆け回るワンちゃんたちを眺めると心が和む。「あんなイヌを飼いたいね」「こっちの方がかわいくない？」いつの間にか、将来の夢を語っている二人。

17:00 夕食は和洋どちらにする？

グルメは和洋が揃い、迷うほど。築100年の古民家を新潟から移築したレストラン棟では、別府湾の大パノラマを眺めながら本格洋食が味わえ、また岐阜の古民家を移築した空間では、蕎麦や新鮮な海産物を使った丼が。窓からの景色もまたごちそうに。

18:00 夜景を眺めに展望台へ

夕食後、夜景を眺めに再び展望台へ。サービスエリアの夜景としては群を抜いていて、2014年度「日本夜景遺産」の新規認定地として、このエリアからの夜景が「自然夜景遺産」部門に登録された。別府湾をはさんで手前と湾越しにきらめく美しい夜景が、カップルの絆をより深めてくれる。

PickUp インフォメーション

唐揚げメニュー

上下線両方にある「玄林館」では、スイーツからオリジナルメニューまでの郷土料理など、幅広いメニューが楽しめるフードコートと、大分のおみやげものが揃うショッピングコーナーが。大分といえば唐揚げ。「からあげうどん」「からあげカレー」など、季節や期間限定で登場する唐揚げメニューは要チェック。

別府のお祭り

毎年７月下旬に開催される「別府夏の宵まつり」を締めくくる納涼花火大会は、別府湾をバックに約5000発の花火が夏の夜空を彩る。尺玉の数は県下最大級で、海面に映る花火が素晴らしい。また、「べっぷクリスマスHanabiファンタジア」は、クリスマスに行う冬のイベント。

別府八湯

別府、浜脇、亀川、鉄輪、観海寺など、市内８つの代表的温泉地の総称を別府八湯という。泉質も異なり、温泉地ごとの風景も違う。泊まりがけでゆっくりと入るのがおすすめだが、時間に余裕がないなら外湯（立ち寄り湯）ができる施設も。明礬温泉は湯の花採り場として江戸時代から続く希少な地域。藁葺きの湯の花小屋が独特な雰囲気を醸し出している。

海地獄

約1300年前、鶴見岳の爆発によりできた熱湯の池。池の水が海の色に見えることから「海地獄」と名付けられた。足湯もある。また、地獄でゆでた温泉たまごやオリジナルのみやげものも販売。また、山のいたるところから噴気が上がる山地獄も。温泉熱を利用してフラミンゴやミニチュアホースが飼育されている。

大分マリーンパレス水族館「うみたまご」

メイン水槽「大回遊水槽」には、90種類1500尾の魚が泳ぐ。ガラスの床に立つとまるで海の中にいるよう。人工照明下では日本で初めて珊瑚の繁殖に成功したサンゴ大水槽もあって、水中カメラを持ったダイバーがサンゴの様子をライブで見せてくれる。ほか、イルカのショーやセイウチのパフォーマンスなど、見どころ満載。