中国地方の最高峰、大山(だいせん)は、男性的で美しい形から伯耆(ほうき)富士とも呼ばれている。大山の山麓に広がる桝水高原は、新緑が香る春はヒーリング、夏はキャンプ、秋は紅葉、冬はスキーと、いつ訪れても豊かな自然を満喫できるネイチャースポットが盛りだくさん。一面が銀色に染まる冬は桝水高原スキー場がオープン。米子市内や日本海を眺めながらの滑りは格別。初心者やファミリーも安心して遊べるワイドなゲレンデではスノーボードも全面滑走可能。また、バレンタインにはナイタースキーを2時間延長。ライトアップされたロマンチックなゲレンデはカップルにおすすめ。冬場にスキーで利用されるリフトは春から秋にかけて観光リフトになり、頂から眺める絶景には思わず息をのむほど。

住所 鳥取県西伯郡伯耆町大内字桝水高原1067-2
Map
アクセス大阪から中国自動車道・落合J.C.T経由で約3時間。溝口ICから桝水高原まで10分。新大阪から米子までは新幹線と伯備線を乗り継ぎ約2時間50分。米子駅から伯耆溝口駅まで普通電車で約20分。
HP http://www.masumizu.net
中国 恋人の聖地

デートプラン

9:30 天空リフトで標高900mへ

4〜11月まで運行している天空リフトは、中国地方最長のリフト。リフトで上がるにつれどんどん視界が開けていき、見晴らしは最高。そして標高900mの展望台からは日本海、弓ヶ浜半島、島根半島を望むパノラマ広がる。高原を渡る爽やかな風と共に心を落ち着けてくれる。

10:30  大山寺までハイキング

天空リフトを楽しんだ後、脚に自信があるなら大山寺方面へと続く「横手道」をハイキング。ブナの森を抜ける道で多少のアップダウンはあるけれど抜群の爽快感。大山の端から端までを散策するコースで徒歩約60分。ガイドウォーク(有料)を頼むと、植物や歴史などいろいろな話しが聞ける。

12:00  大山のふもとにたたずむお寺

修験道の修行道場として栄えた大山寺は、最盛期には3,000人の僧兵を抱え、勢力を誇っていた。広大な境内にはいくつもの寺院が点在する。大山を背負うようにした本堂は荘厳な趣き。阿弥陀堂は大山寺に現存する寺院の中では最古の建築物で、1552年に建てられ、国の重要文化財に指定されている。

13:30  大山まきばみるくの里

大山と弓ヶ浜を望む絶好のロケーションにある大山まきばみるくの里。高原には牛が放牧され、のどかな雰囲気が漂っている。レストランで味わえるのは自家製の牛乳やヨーグルト、バター、生クリームを使った自慢の料理の数々。ランチ、ディナー、カフェにと、いろんなシーンで活躍しそう。

15:00  マルシェで伯耆町のお土産探し

観光インフォメーションセンター、特産品の販売、レストランなどがあり、ドライブの休憩スポットとして人気がある大山ガーデンプレイス。ここからも日本海と大山を一望できる。また、大山すそ野に広がる田園風景を眺めながら鳥取和牛のバーベキューを楽しむことができる。

PickUp インフォメーション

フェスティバル・ディア・マスミズ

2,000発の花火をはじめ、盆踊り、コンサートなど、さまざまなイベントを催すフェスティバル・ディア・マスミズ。平成22年は7月31日(土)に開催。花火大会のラストは応募により選ばれた二人だけのメッセージ付き花火があがる。場所は桝水高原、天空リフト、フィールドステーション周辺。

キャンドルデコレーション

8月の毎週土曜日は天空リフトのサマーナイト営業と題して、20時30分まで営業を延長。リフトから夕陽を眺めたり、澄み切った夜空の星を眺めたりするのも楽しい。展望台ではキャンドルデコレーションを実施。キャンドルの灯りで桝水高原は幻想的な雰囲気に包まれる。

地蔵滝の泉

佐陀川のほとりにある地蔵滝の泉は、「平成の名水100選」にも選ばれた名水。川のほとりには滝地蔵がまつられている。清らかな水は町水道の水源として利用され、クレソンやセリの栽培も行われている。川の水は取水でき、ポリタンクで持ち帰る人も多い。

別所川渓流植物園(マウンテンストリームきしもと)

大山ペンション村と大山ガーデンプレイスの谷間を流れる別所川の渓流沿いにある植物園。園内には約42,000本の植物が植えられ、散策の小道、親水ゾーンなど、多彩なスペースで構成されている。美しい緑と澄んだ水のコントラストが夏でも涼しさをよぶ。渓流に足を入れ、童心に返って遊んでみては。

ビア ホフ ガンバリウス

大山の源水を使って醸造した地ビール「大山Gビール」と、ソーセージやスペアリブといったビールに良く合う料理が楽しめる。パスタ、カレー、釜焼きピッツァなど食事メニューも充実。欧風レンガ造りのレストランで、大山の頂きや美しい夕日を眺めながら飲むビールは格別。