愛知県南知多町、三河湾に浮かぶ離島・篠島は昔から伊勢神宮との関係が深く、1000年以上にわたり続いている「おんべ鯛奉納祭」では、白装束に身を包んだ島民が船団を仕立てて、干鯛を対岸の伊勢神宮内宮へ献上している。その他、名所旧跡も多い。島には長さ800mも砂浜が続く海水浴場のほか、海の釣り堀・釣り天国など、レジャースポットが点在する。また、篠島港で水揚げされる新鮮な海の幸も豊富に揃い、中でもとらふぐ、しらすの名産地として知られている。島の最南端にある太一岬、キラキラ展望台は、鳥居の先は伊勢神宮を望むパワースポット。名前の由来にもなったように、きらめく海や「日本夕陽百選」にも選ばれた絶景を望むことができ、恋人たちが訪れ、愛を誓う場所として人気が高い。島内にはホテル、民宿など宿泊施設がいろいろあるので、ステイしてゆっくり島巡りをするのがおすすめ。
住所 | 愛知県知多郡南知多町篠島鯨浜17-18 Map |
アクセス | 車:名古屋高速 大高IC >> 知多半島道路経由南知多道路 豊岡IC >> 直進約13km >> 師崎港〜名鉄海上観光船約8分〜篠島港 >> 現地まで徒歩約30分 電車:名鉄名古屋駅から名古屋本線で神宮前駅乗換 >> 河和線で河和駅 >> 無料シャトルバス約3分 >> 河和港〜名鉄海上観光船約25分〜篠島港 >>現地まで徒歩約30分 |
HP | http://www.shinojima-aichi.com/ |
デートプラン
13:00 レンタサイクルを借りて出発
島内の移動は脚に自信があるなら自転車が便利。島の駅でレンタサイクルを借りて起伏に富んだ篠島を巡る。ただし入り組んだ場所に行くと行き止まりや階段があるので注意して。爽やかな潮風を受けながら自転車を走らせるのは爽快。
13:30 サンサンビーチ
美しい天然の砂浜が緩やかに弧を描いて続く、長さ800mのビーチで、夏は海水浴客で賑わう。遠浅で波も穏やかで、渥美半島を眺めながら海水浴が楽しめる。またGWと夏休みには、魚のつかみどりイベントも行われる。ここからは自転車を降り、西山の山道を歩いて島の最南端へ向かう。
14:30 太一岬
太一岬は、渥美半島から伊勢湾までが一望できる篠島一の絶景ポイントかつパワースポット。昔より、伊勢神宮の遥拝所として鳥居が立っていたが、2015年に伊勢神宮から下賜された木材を使って新しい鳥居が建てられた。
15:00 キラキラ展望台にのぼる
「展望台にのぼったら、海がキラキラしてきれいだった」という感想から名付けられたキラキラ展望台。高さはそれほどでもないが、ここから眺める景色は格別。カップルがきらめく海に向かって愛を誓うのに最高のスポット。
16:30 歌碑公園からの夕日
展望台から西へ行くと歌碑公園がある。万葉集の歌碑が建てられた公園には展望台もあり、「日本夕日百選」にも選ばれた松島や。遠くには鳥羽・神島などが見える。夕日で海が赤く染まる、ロマンチックな景色が見られるまであともう少し!
PickUp インフォメーション
しらす
漁獲量日本一を誇る篠島のしらす。宝石のようにキラキラと煌く新鮮な生しらすは、まさに産地でしか食べられない逸品。しらす料理で代表的な「しらす丼」は、茹でたてのふわっふわな食感。ほか、「しらすの天ぷら」など、篠島名物は味わう価値あり。
釣り天国
篠島漁港内にある海の管理釣り堀「篠島釣り天国」には、クロダイ、ハマチ、ヒラメ、アジなどさまざまな魚が放されている。初心者でも海釣りならではの強い引きが手軽に楽しめ、シーズンになると朝から大賑わい。営業期間は4月から12月。予約を入れていこう。
島の駅SHINOJIMA
篠島の玄関口にあり、観光船の切符売り場や待合室を備えた複合施設。観光案内も行っている。駅内には篠島観光協会直営の売店があり、ここでしか手に入らない特産品やみやげものを販売。名物しらす丼も味わうことができる。
おんべ鯛奉納祭
塩漬けにした鯛を毎年決まった数だけ伊勢神宮に奉納する祭礼で、1000年以上続いていると伝えられる。鯛の奉納は6月、10月、12月の3回に分けて行われ、10月が本祭。漁港から伊勢を目指す船団や、漁港の賑わいなど、見どころいっぱいのお祭り。
篠島フェス
毎年夏に篠島で開催される音楽フェス。2017年は、7月16〜17日に開催決定。美しいビーチ、サンサンビーチを会場にして、音楽あり、グルメありの2日間。離島ならではのゆる〜い雰囲気が魅力。島民とのふれあいもまた楽しい。フェスを満喫するなら篠島に宿泊するのがおすすめ。