須坂市の中心部、自然が豊富な臥竜公園の南側に位置し、百々川のほとりにある緑に囲まれた須坂アートパークは、「世界の民俗人形博物館」「須坂版画美術館・平塚運一版画美術館」「歴史的建物園」の3施設の総称。文化と芸術、自然が融合し、近隣の臥竜公園、須坂市動物園、百々川緑地とともに、訪れる人たちの憩いの場となっている。市街地には明治から昭和にかけて建てられた繭蔵が商店や博物館・美術館として現存し、製糸業が盛んだった当時が偲ばれる。春の桜にはじまる四季折々の花、三十段飾り 千体の雛祭り、クリスマスイルミネーションなど、一年を通して見どころやイベントが満載。
住所 | 長野県須坂市野辺1367-1 Map |
アクセス | 上信越自動車道須坂長野東ICから車で5km約8分。JR長野駅から長野電鉄特急15分「須坂駅」下車タクシー約7分。 |
HP | http://www.suzaka-kankokyokai.jp |
デートプラン
10:00 版画の魅力に触れる
須坂版画美術館では、須坂出身の版画家小林朝治と全国の版画家たちの作品など、大正期から昭和初期の版画作品を核にした近代以降の版画作品の常設展を中心に版画芸術の魅力を紹介している。また平塚運一版画美術館では、「白と黒」の世界で知られる平塚運一の作品を常設展示。
11:00 江戸・明治期にタイムトリップ
江戸時代の武士、町人の住居であった武家長屋や油屋、藩医が開いた私塾、明治時代の製糸業の繁栄を偲ばせる長屋門が、可能な限り建築当時に忠実に復元されている歴史的建物園。内部も公開されていて、須坂の近世から近代の人々の生活を偲ぶことができる。
12:00 人形を通して知る世界の民族文化
平成9年、小池千枝コレクション・世界の民俗人形博物館として開館。 須坂市出身の、元文化服装学院名誉学院長小池千枝氏 は、世界9各地を巡って民族衣装や表情豊かな人形を収集、その数はおよそ2,000点。人形を通して、国々の文化や歴史、生活、ファッションを知ることができる。
13:00 ボートに乗って水上散歩
四季折々の花やに彩られる臥竜公園の竜ヶ池。春は桜に縁取られ、冬には渡り鳥が飛来する。つがいのカモが寄り添う姿は微笑ましい光景。ボートに乗って水面からの景色を楽しもう。龍が臥しているように見える臥竜山の美しい松は竜ヶ池に映え、『日本の名松100選』にも選定されている。
15:00 動物園で愛を誓う!?
臥竜公園の中には、サンドバッグと戯れる姿で人気者になったカンガルーのハッチで一躍有名になった須坂市動物園。この動物園の中で一番HOTなスポットが、南園のミニブタ舎。幸運を運ぶと言われるブタにあやかって、大好きな人の名前を書いた南京錠をミニブタ舎の柵に取り付けると愛情が深まるとか。
PickUp インフォメーション
臥竜公園
臥竜公園の桜並木は『さくら名所100選』に選ばれています。池の周りには"ソメイヨシノ"を中心に160本(池の1週は約800m)、公園全体で約600本の桜が楽しめます。そのほかツツジ・アジサイなどが咲き競い、龍が臥しているように見える臥竜山の美しい松は竜ヶ池に映え、『日本の名松100選』にも選定されています。また名物の真っ黒おでんとお団子がオススメです。
雛祭り
それぞれの家庭で保管されていたお雛様を市街地の町屋や商店の店頭に飾っている。世界の民俗人形博物館と須坂版画美術館・歴史的建物園で開催される「三十段飾り 千体の雛祭り」では高さ6m、30段飾り豪華絢爛1,000体のひな人形が勢揃いする。
X'masイルミネーション
「須坂アートパーク イルミネーションフォレスト」は2016年が最後の開催となります。恋人の聖地の森にそびえたつ30mのタワーは、毎年須坂の街を照らし続けてきました。アートパークがロマンティックなイルミネーションに彩られるクリスマスシーズン。30mの光のタワーの真下で同じ時間を過ごした恋人同士は永遠に幸せになれるという噂も。
蔵の街並み
明治から昭和にかけて製糸業が盛んだった須坂市。市街地に現存する蔵はこの時代に繭蔵として造られたものが多く、現在では商店や博物館、美術館として利用され、当時を偲ぶことができる。
須坂市ふれあい館まゆぐら
「須坂市ふれあい館まゆぐら」は明治期に建てられた三階建ての繭蔵を移転・改修したもの。 製糸業で栄えた須坂の歴史を後世に伝える歴史的に貴重な館内には休憩スペースがある。