小豆島は高松市の沖合い、瀬戸内海に浮かぶ島で、その南西部海岸で、沖合の岩山まで砂の道が続く。これを見られるのは引き潮の間だけのこと。潮が満ちれば海に沈み、岩山は孤立した小島になる。1日に1~2回、干潮をはさんで約6時間程度 現れては消えるこの道に「エンジェルロード(天使の散歩道)」とロマンチックな名前が付けられ、幸せを願うカップルが大勢訪れて人気のスポットとなっている。地元では潮干狩りの場で知られた場所だが、数年まえから縁結びスポットとして有名になった。本土と島を結ぶ橋などがないため、島へ渡るのはフェリーのみ。非日常的な島という空間で、二人の愛を誓ってみては。
その日の干潮時刻をチェックするには、小豆島国際ホテルのウェブサイトから検索することができます。
(URL)https://www.shodoshima-kh.jp/angel/index.php
住所 | 香川県小豆郡土庄町銀波浦 Map |
アクセス | 高松港・姫路港・新岡山港などからフェリーで小豆島へ。 |
HP | https://www.shodoshima-kh.jp/angel/index.php |
デートプラン
13:00 エンジェルロードを歩く
潮の満ち干きで島が繋がったり離れたりする不思議スポット余島。余島は、昭和40年に埋め立てられて小豆島にくっついている弁天島と中余島、大余島を合わせた総称。潮が引くと、この3つの島々が砂浜で結ばれて陸続きになり、潮が引いた道の真ん中で手をつなぐと、天使が舞い降りて来て願いを叶えてくれるという。ただし、のんびり歩いていると潮が満ちて戻れなくなってしまうので要注意。ちなみに、一番奥の大余島は私有地なので立ち入り禁止となっている。
13:30 絵馬を奉納する
道の真ん中で手をつないだカップルは幸せになれる、将来結ばれる、など縁結びスポットとして有名なエンジェルロードでは、いつしか恋愛成就の願いを書いた絵馬が浜辺にたくさん掲げられるようになった。最近では中余島の木々に、願いを書いた貝殻を刺し残すカップルもいる。白い砂浜は、まるで教会のバージンロードのように、二人を導いてくれる。大自然が織りなす不思議な造形美の中で永遠の愛を誓って。
15:00 小豆島オリーブ公園
日本で最初にオリーブが根付いた島として知られる小豆島。2008年にはオリーブ植栽100周年を迎え、イベントが行われた。オリーブに囲まれた小豆島オリーブ公園の園内には、ギリシャ風の建物や体験施設がいろいろ。古代ギリシャを思わせるふれあい広場は異国情緒たっぷり。二人で記念撮影をすれば、まるで外国にいるかのよう。またここから眺める瀬戸内海や田ノ浦半島など素晴らしい景色は、エーゲ海の風景を思わせる。
16:30 夕陽がきれいな小豆島
小豆島の夕陽は息を飲むほどに美しい。その美しさは「日本列島夕陽の旅百選」から認定されたほど。夕陽ヶ丘から屋形崎では、瀬戸内海ならではのい島々の間に沈む夕陽を、三都半島では、海に沈む夕陽を、また小瀬海岸では瀬戸大橋に沈む夕陽を見ることができる。もちろんエンジェルロードからも。潮が引いていれば中余島から大余島付近の海に沈む夕陽が堪能できる。島を巡って、お気に入りのスポットを探してみて。
17:00 今夜は小豆島国際ホテルに宿泊
エンジェルロードの目の前にたたずむ小豆島国際ホテル。ここには海に面した露天風呂と大浴場があり、露天風呂は小豆島温泉。瀬戸内の波のせせらぎ、潮の香りを楽しみながら温泉につかるのは格別。願いを込める絵馬はホテルの売店でも販売している。 (1枚500円) *画像は客室内の露天風呂からエンジェルロードが眺められる、露天風呂付きエグゼクティブルームの一部屋
PickUp インフォメーション
道の駅「大阪城残石記念公園」
小豆島北部地域のほぼ中央に位置する施設で、江戸時代に大阪城の修築するにあたり小豆島にある20カ所以上の採石場から御影石が切り出された。その時に切り出されたが運ばれずに残された石が島には当時のままに残っている。この場所は石垣石の産出を行った場所でもあった。記念館では、当時採掘した石を運んでいた道具などを展示している。
二十四の瞳映画村
瀬戸内海を見渡す海岸沿いに大正・昭和初期の小さな村が出現。これは映画「二十四の瞳」のロケ用オープンセットを改築したもので、本物そっくりの漁師の家、茶屋、分教場などを見学することができる。さらには壺井栄文学館では壺井栄が愛用していた調度品や作品の生原稿などを展示。昭和の懐かしい給食セットたコーヒーを楽しめるカフェ、昔懐かしい駄菓子を売る雑貨屋、「二十四の瞳映画村」オリジナルグッズや島の特産品を扱うお店なども揃っている。
小豆島ふるさと村
恵まれた自然の中でスポーツ、レジャー、特産品や文化を利用した滞在型・参加型のレクリエーション施設。公共の宿ふるさと村には温泉展望浴場があり、浴室からは瀬戸内海を望むことができる。讃岐名物の手打ちうどんや小豆島の地場産業でもある手延そうめんを作る体験教室もあり、体験後は試食のお楽しみが待っている。
珍しいソフトクリーム
小豆島にはよそではお目にかかれない、特産物を使った珍しいソフトクリームがたくさんある。例えばしょうゆソフトクリームは、小豆島を代表する特産物の醤油を使い、色はうっすら醤油色だが味はキャラメル風味。マルキン醤油記念館の売店で販売している。また、佃煮作りがさかんな小豆島ならではの佃煮ソフトクリームは内海中学校近くのつくだに屋さん2号店で販売。その他、ラベンダー、オリーブ、すももなど、どれも食してみる価値あり。